「He's Coming To Me〜清明節、彼の僕のお墓の隣にやって来た」1話〜3話ネタバレ
さわでぃかー🙏eriです！
今日は、「He's Coming To Me〜清明節、彼の僕のお墓の隣にやって来た」の全話ネタバレを紹介します☆
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各話ネタバレ
1話ネタバレ
カセットテープを持った幽霊のメットは成仏することができず、お墓に住みついていた。分かっているのはメットという名前と、自分の誕生日に死んだということだけ。生きていた時の記憶は失っていた。幽霊が成仏できない理由は3つある。「１.寿命を全うしていない。２.葬式をしてもらっていない。３.死亡理由が不明。」メットは持病の心臓麻痺で死んだと考えており、葬式をあげてもらえていないことが成仏できない理由だと考えていた。
清明節、周りのお墓にはお参りに来る親族で溢れているが、メットの元には誰も訪れず、お墓も長年荒れ放題だった。2008年、この年もメットのお墓には誰も現れない。しかし、1人の少年がメットの墓の前で立ち止まり、メットの墓が荒れていることに疑問を抱く。管理してくれる人がいないと父から聞かされた少年は、メットの墓に線香と飴を供えていった。帰り際、メットは少年と目が合った気がした。メットは無縁仏仲間のジェンとアグンにそのことを話す。しかし、2人には気のせいだと言われてしまった。2009年清明節、少年はまたメットのお墓に現れた。去年の飴が一つしか減っていないのを見て、少年はメットの好物を尋ねる。メットは自分の好物と暑いから帽子を被って来るように話したが、少年と目が合うことはなかった。2010年、少年は昨年話したメットの好物を持ってメットの墓に現れた。さらに、少年はメットの言いつけ通り帽子を被って来ていた。メットは少年に自分が見えていることを確信したが、少年がメットと直接話そうとすることはなかった。2011年、少年はメットの墓に再び現れる。しかし、墓にメットはいなかった。すると、少年は「今年は去年言っていた肉だんごを持ってきたよ」とメットの姿を探す。やはり少年にメットの姿は見えていたのだ。メットは少年に話しかけるが、それでも少年はメットに答えようとしない。「タン」と父から呼ばれた少年は、メットの体をすり抜けてその場から去っていった。ある日、メットは不思議な夢を見て目を覚ます。すると、メットの墓の前には少年タンが泣きながら蹲っていた。タンは父を亡くし、幽霊として父も見えず悲しみに暮れていた。タンはメットにそのことを泣きながら話した。メットはタンを慰め、父が成仏したことを話した。タンはそれを聞き、安心する。そしてずっと幽霊が見えること、見えることを知られないように振る舞っていたことを打ち明け、来年も会いに来ることをメットに約束した。2012年、タンは現れずメットは悲しんでいた。2013年、タンはまた現れなかった。2014年、メットはタンが来てくれないと諦めていた。ジェンには度々、「人間と幽霊は住む世界が違う」と諭される。しかし、メットはタンのことが忘れられなかった。今年も来てくれないことを悲しむメットの前に1人の青年が現れた。青年はチョコをメットに差し出す。成長したタンだった。
父の死後、母の家に越し大学受験をしていたタンは忙しくメットに会いに行くことができなかった。やっと落ち着いたタンは、車を運転し会いにきてくれたのだった。久しぶりの再会に2人は色々なこと話す。タンはメットのことを教えて欲しいと話し、実は集中すると幽霊の色が見え、成仏できない理由が分かると言った。「青は寿命は全うしていない、黄は葬式をあげていない、赤は死因を知らない」だった。メットのことを聞こうとするタンだが、メットは自分のことを覚えておらず、話すことができなかった。それから2015年、2016年、2017年とタンは毎年メットの元を訪れる。2018年には、家族がいないと墓の外には出られないというメットをタンは外に連れ出したのだった。メットとタンはお互いに質問し合い、仲を深めていく。しかし、帰りにタンは来年以降は会いに来れないと話した。祖母と父の遺体を改葬することが決定し、このお墓に来る理由がなくなってしまったのだ。メットはタンに「ありがとう」と伝え、2人は別れを告げた。
タンの寮の部屋には、親友のキャオとプリンスが朝迎えに来る。タンの準備を待つ間、キャオとプリンスは最近心臓発作で亡くなった英語専攻の同級生の話で持ちきりだった。その話を聞いたタンは、大学を休みメットに会いに行く。タンはメットに会うと、「一緒に暮らそう」と墓から家に連れていくことを提案した。そして、タンはメットの色が赤色で、本当の死因は心臓麻痺ではないことを話した。
2話ネタバレ
タンと共にタンの寮にやってきたメット。メットは大学の寮に来て、不思議な感覚を覚えた。タンがバスケの練習から帰ってくると、メットは興味深そうにパソコンを見ていた。タンはメットにパソコンの使い方を教え、自分がいない間に色々検索してみればいいと話した。さらに、同居のルールとして良い幽霊でいることを伝えた。翌朝、メットは朝食のシリアルの箱が掴めず困っていた。幽霊のメットには、現実の物体を触ることはできず、線香と一緒に供えられてやっと触れるようになるのだ。タンはインターネットの使い方を教え、メットのことを調べてみるといいと話した。しかし、メットは本名すら覚えていなかった。メットとタンの同居生活は順調だったが、メットはだんだん飽きていた。休日、メットはタンに「出掛けよう」と誘う。タンは大学の友人たちと遊ぶ予定だったが、急な腹痛を訴え、メットと遊ぶことを選んだ。デパートに連れて来てもらったメットは、その大きさに驚いていた。さらに初めてビンスを食べたり、タンの買い物に付き合ったり、自分の時とは大きく変わっていることにさらに驚く。メットと買い物を楽しむタンだったが、そこにはキャオ・プリンス・プライの友人たちも来ていた。偶然、キャオと目が合ってしまったタンは、急いでその場から立ち去るが、キャオもタンに気づき、デパート内で追いかけっこが始まってしまう。なんとか逃げ切ったタンだったが、キャオとプリンスはタンの寮に様子を見に行くことに決め、タンも急いで寮に戻ることになってしまった。2人が来るより先に寮に戻ったタンは、その場を回避したように思えたが、買ったばかりの靴が見えていた。それに気づいたタンは、メットに足でその靴箱を蹴るように合図を送り、メットが靴箱を蹴ったことにより、キャオとプリンスからの疑いは晴れ、2人は寮の部屋から帰って行った。触れなかったはずの物に触れ、疑問を抱くメット。その夜、タンのスマホを掴む練習を重ね、物になら自由に触ることができるようになった。
寮の部屋にいることに飽きたメットは、タンに「大学に着いて行きたい」と頼む。タンは「自分の近くにいること」と条件をつけ、メットが着いてくることを許した。大学に着いて来たメットは、初めてプライをきちんと見た。すると、プライに不思議な感覚を持った。タンは授業にまで着いて来たメットが気になり、授業に全く集中できない。メットを呼びコソコソ話すタンに、教師や生徒は不思議な目で見ていた。「外に出るように」と言われてしまったタンは、メットも共に連れ出し、「授業が終わるまで外で待っているように」と言いつけた。授業が終わり、教室の外に出たタンは、待っているはずのメットがいないことに気づく。タンが大学の中を探すと、メットは図書館の前で頭を押さえていた。タンがメットに強く呼びかけると、メットは「僕はこの大学に通っていた」とタンに告げる。メットは自分の過去を少しずつ思い出していた。
3話ネタバレ
授業後、タンはいつものメンバーで課題をしていた。先に帰るタンだが、メットが着いてこず、小さい声でメットを呼ぶ。その様子を気味悪げに3人は見つめていた。
メットは思い出したことを絵に描きとめる。大学の図書館と一緒に描いたのはブレスレットだった。タンは図書館とブレスレットの共通点を尋ねる。メットはその共通点を考えるためにもう一度図書館に行きたいと頼んだ。図書館で、メットは「自分は論文を書いたはずだ」と話す。論文のセクションに向かったメットは、自分が書いた論文のタイトルを思い出した。カウンターで論文のことを尋ねたタンだが、すでに資料室に中に仕舞ってあるはずだと言われてしまう。許可証がないと入れない資料室に、メットを連れて行くが、幽霊のメットも入ることができなかった。バスケの試合の打ち上げで、タンはキャオとプリンスに過去問のおかげでテストで高得点が取れたと打ち明ける。そして、高評価を取るために図書館に過去問を探しに行こうと2人を誘った。2人はその提案に乗り、図書館に忍び込むことを決めた。翌日、タンはメットを寺へ連れて行く。タンはメットのために功徳を積もうとしていた。いつもの3人も共に訪れた寺で、タンは高僧に「記憶を無くした霊が記憶を取り戻す方法はないのか」と尋ねる。高僧は、「場所や物など、その人の断ち切れない思い出に触れると思い出すかもしれない」と、メットを見ながら答えた。3人はそんなタンと高僧に様子をまた訝しげに見ていた。寮に戻ったタンとメット。メットはカセットテープで偶然車の中で流れた曲を聴いていた。20年前に流行った曲の歌手が今は有名な俳優だったこと知るタン。屋上でその曲を歌うメットに、タンはもう一度歌ってと頼む。しかしあっさり断ったメットに、タンはその歌手の映画を見つけることを約束する。指切りをしようとするタンだが、メットは「お互い触ることはできない」と話す。タンは「見えて話せることが大切。触れなくても約束はできる」と話した。
日曜日の夜、図書館の警備がいないこの日を狙い、タン・キャオ・プリンスは図書館の資料室へ忍び込んでいた。キャオとプリンスが過去問を漁る中、タンはメットと1997年に書かれたはずのメットの論文を探す。しかし、その年の論文は見つからない。しかも、日曜日はいないはずの警備が現れる。キャオが箱を落としたことにより、警備員は3人の元へ向かってきた。3人は慌てて隠れるが、突然光を当てられる。しかし、その光を当てたのはプライだった。「なぜここにいるのか」と問うプライ。3人の話を聞こうとする中、警備員に見つかってしまい、4人は全速力で逃げ出した。逃げる途中で怪我をしてしまったタンは、病院を訪れる。心臓発作を起こした急患を見たタンは、病院の受付で1994年〜1997年に心臓疾患の治療歴のある人について尋ねるが、個人情報のため教えてもらうことはできなかった。メットの本名が知れず落ち込むタンだが、キャオが看護師と親しげに話していることに気づく。プリンスにその女性のことを尋ねると、彼女はキャオの姉だと教えてくれた。
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